フリーランスエンジニアになる場合には、エージェントを利用するのがオススメです。
エージェントを利用している人には、複数のエージェントに登録している人が多いです。
ただし、はじめてフリーランスエンジニアになる場合には、複数のエージェントに登録した方が良いのか迷うこともあります。
私は、新卒で入社した会社で9年間働いていましたが、子どもがうまれたことをきっかけにフリーランスエンジニアに転職しました。
会社員からフリーランスエンジニアになった際にも、エージェントを利用しました。
本記事では、複数のエージェントに登録するメリット・デメリットを紹介します。
はじめてフリーランスエンジニアになる人の参考になる内容です。
フリーランスエンジニア向けのエージェントとは
フリーランスエンジニア向けのエージェントは、案件を紹介やフリーランスエンジニアとシステム会社との仲介を行うサービスです。
エージェントの主なサービス内容
フリーランスエンジニア向けのエージェントの主なサービス内容は、次のとおりです。
- 希望条件に合う案件の紹介
- システム会社との面談同席
- スキルシートや経歴書の添削
- 新規契約時の契約処理の代行
- 請求書類等の作成の代行
複数のエージェントに登録しても大丈夫?
フリーランスエンジニアが、複数のエージェントに登録することは可能です。
エージェントを利用するのであれば、複数のエージェントに登録するのがオススメですが、いくつかのメリット・デメリットがあります。
- エージェントとの相性を比較できる
- 相性のよい担当者と出会える可能性が高くなる
- サービスの内容を比較できる
- 案件探しの選択肢が増える
- より良い条件の同一案件を見つけられる可能性がある
- 未経験でも案件が見つかる可能性が高まる
- 案件が見つからない空き期間のリスクを減らせる
エージェントとの相性を比較できる
エージェントによって、サービス内容や特徴が異なります。
自分にあったエージェントを利用するのがオススメです、エージェントを利用したことがない場合などは、エージェントが自分にあっているかどうかわからないこともあります。
複数のエージェントに登録することで、他のエージェントと比較しつつ、エージェントとの相性を確認することができます。
一つのエージェントしか利用しない場合よりも、エージェントとの相性を確認しやすいです。
相性のよい担当者と出会える可能性が高くなる
エージェントを利用する場合は、エージェントの担当者とやり取りすることが多いです。
担当者にもあう、あわないがあります。
なるべく自分とあった担当者とやり取りする方が、案件の受注やその後のやり取りもスムーズです。
もし、エージェントの担当者が自分にあっていない場合、担当者の変更をお願いすることもできますが、変更してもらえないこともあったり、そもそも担当者の変更をお願いすること自体もハードルが高いです。
複数のエージェントに登録する場合は、複数の担当者とやり取りすることになるので、自分と相性のよい担当者に出会える可能性も高くなります。
サービスの内容を比較できる
エージェントごとに、サービスの内容が異なります。
エージェントによっては、福利厚生が充実していたり、案件が見つかった後も手厚くサポートしてもらえたりもします。
一つのエージェントしか登録していない場合は、サービス内容の良い・悪いを判断することが難しいです。
複数のエージェントに登録することで、他のエージェントともサービスの内容を比較できるため、サービス内容の良い・悪いを判断しやすくなります。
案件探しの選択肢が増える
エージェントごとに、掲載されている案件や紹介してもらえる案件が異なります。
エージェントによっては、未経験でも可能な案件を紹介してもらえたり、週3日勤務の案件を紹介してもらえたりもします。
複数のエージェントに登録することで、案件の選択肢が増えて、自分の希望にあった案件を見つけやすくなります。
より良い条件の同一案件を見つけられる可能性がある
同じ案件でも、エージェントによって単価や条件が違う場合もあります。
複数のエージェントに登録することで、案件の条件を比較できるようになるため、より良い条件の案件を見つけられる可能性があります。
同じ案件がある場合には、条件の良い方のエージェントから申し込みをすることも可能となります。
案件が見つからない空き期間のリスクを減らせる
フリーランスエージェントの案件は、1ヶ月や3ヶ月といった短い期間での契約の案件が多いです。
契約期間が終わった後に更新で継続になる場合もありますが、案件が終わってしまった場合は、次の案件を見つける必要があります。
もし、次の案件が見つからない場合は、案件が見つかるまでに空き期間が発生してしまい、収入を得ることができなくなってしまいます。
複数のエージェントに登録することで、案件を探しやすくなるため、次の案件が見つからずに空き期間が発生してしまうリスクを減らすことができます。
- 案件紹介のメールやチャットが多くなる
- 担当者とのやり取りや連絡が大変になる
- 事務手続きの手間が増える
- 多くの案件から受注する案件を選ぶ必要がある
- スキルシート等の作り直しが必要な場合がある
案件紹介のメールやチャットが多くなる
複数のエージェントに登録した場合は、複数のエージェントから案件紹介のメールやチャットが届くようになります。
一つのエージェントにしか登録しない場合に比べて、メールやチャットの数は多くなり、確認が大変になってしまいます。
希望の案件以外の紹介がある場合もあるため、エージェントにしっかりと希望の条件を伝えることで、案件紹介のメールやチャットを減らすことができます。
担当者とのやり取りや連絡が大変になる
エージェントを利用する場合は、案件紹介以外にも担当者とやり取りを行うことがあります。
複数のエージェントに登録する場合は、複数の担当者とやり取りが必要になるため、やり取りが大変になります。
担当者とのやり取りは、案件に参画するまでが最も多いです。
案件参画後は、案件を紹介してもらったエージェントの担当者とのやり取りがほとんどになるため、連絡の大変さも軽減されます。
事務手続きの手間が増える
エージェントごとに、事務手続きの内容ややり方が異なります。
複数のエージェントに登録している場合は、エージェントごとに事務手続きの内容を確認したりする必要があって大変です。
エージェントの事務手続きの多くは、登録時と案件参画時のため、一度登録してしまうと事務手続きで必要な作業は少なくなります。
多くの案件から受注する案件を選ぶ必要がある
複数のエージェントに登録することで、案件の選択肢が増えます。
選択肢が増えることは良いことなのですが、多くの案件から受注する案件を選ぶのが大変というデメリットもあります。
案件数が多いと、どの案件が良いのかなど迷ってしまうことも多いです。
迷ってしまう場合は、どれか一つの案件を面談まで進めてみるのがオススメです。
面談することによって、自分に合いそうな案件かどうかが、面談前よりもわかるようになります。
面談したから絶対に案件に参画しないといけないというわけではないので、一度面談してみるのがオススメです。
スキルシート等の作り直しが必要な場合がある
エージェントごとに、スキルシートや職務経歴書など書類の形式が異なる場合があります。
形式が異なる場合には、エージェントごとに書類を作り直す必要があります。
提出期限の直前に焦らないように、登録時に指定の形式はあるかなどを確認しておくことがオススメです。
- スケジュールに余裕をもつ
- 担当者への連絡を忘れないようにする
- 同じ案件に複数エージェントから応募しない
- 正直に状況を伝える
スケジュールに余裕をもつ
複数のエージェントに登録する際は、やり取りが多くなり、忙しくなる場合があります。
連絡を忘れたり、面談が重複してしまうということがないように、余裕をもったスケジュールを立てることが大切です。
登録直後はやり取りが多くなるため、登録のタイミングをずらすことも対策の一つです。
担当者への連絡を忘れないようにする
エージェントを利用する際は、担当者との信頼関係を構築することが大切です。
特に気をつけたいのが、担当者への連絡です。
複数のエージェントに登録する際は、連絡が多くなるため、どうして連絡を後回しにしてしまうことがあります。
担当者から確認の連絡があった場合などに返信が遅いと、いい加減な人と思われてしまうこともあります。
後回しにしてしまって、返信自体を忘れてしまうこともあります。
担当者からの連絡の際は、なるべく早めに返信するのがオススメです。
もし、回答に時間がかかる場合は、時間がかかることを伝えておくこともオススメです。
同じ案件に複数エージェントから応募しない
複数のエージェントに同一の案件がある場合もあります。
同一の案件があった場合に、複数のエージェントから応募しないように注意が必要です。
たとえば、案件に応募した後に別のエージェントで条件の良い同じ案件を見つけたとしても、すでに応募済みであれば、別エージェントからの応募はできません。
もし、応募したことがわかると、エージェントに迷惑がかかり、今後のエージェント利用にも影響が出る可能性があります。
複数のエージェントを利用する際は、応募前に他のエージェントにも同じ案件があるのかを確認することがオススメです。
正直に状況を伝える
複数のエージェントに登録している場合は、エージェントに他のエージェントにも登録していることを伝えるべきかどうか迷うことがあります。
複数のエージェントに登録しているからといって、案件探しに影響が出ることは少ないです。
自分から複数のエージェントに登録していることを伝える必要はありませんが、他のエージェントに登録しているか聞かれた場合や、案件探しの状況を聞かれた場合などは、正直に状況を伝えることがオススメです。
本記事では、複数のエージェントに登録するメリット・デメリットを紹介しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、「【フリーランスエンジニア】複数のエージェントに登録するメリット・デメリットまとめ」でした。